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特別養護老人ホーム/生活援助課 新入社員インタビュー

林 風渡

生活援助課/新入社員

——かないばら苑を選んだ理由を教えてください。

2021年の春先、介護の専門大学で勉強していたこともあり、就職先は高齢者施設がいいと思って就活していました。そんな中で、以前実習でお世話になったかないばら苑に就職を決めました。

実は就職先は、かないばら苑の他に何社か検討していたんです。その中でかないばら苑を選んだ理由は、現場の雰囲気が明るかったためです。

就活時「就職先は自分の目で見て決めたい」と思っていたので、いくつかの高齢者施設の説明会に参加してました。
私が訪れた施設は少し固い雰囲気を感じましたが、かないばら苑は「いい意味で和気あいあいとしているな」、「働きやすそうだな」と思ったんです。こんな雰囲気の中働けたらなと思い、かないばら苑への就職を決めました。

もう1つの決め手は、ご入居者さまとのレクリエーションや交流が活発におこなわれていた点です。
実習中に印象に残っているのは、音楽の活動です。苑の職員さんがピアノを弾いて、それに合わせて歌ったり。ボランティアさんがたくさん活動して、色々な音楽を演奏していました。他の施設も活動はありましたが、職員さんボランティアさんご入居者さまも楽しく生活していて、自分もお手伝いできたらなと思いました。

——入社員研修を終えた感想をお願いします。

新入社員研修は2段階に分かれています。4月1日〜10日の最初の10日間でいろんな職種の方がどんな仕事をしているのか知るために、様々な部署を回りました。

看護師の部署では、ご入居者さまの体調や薬の管理をおこなっていることを知りました。
相談員の部署ではかないばら苑に入居するにあたっての手続きや、ご家族の方への説明をおこなっています。
その他、リハビリ職やボランティアコーディネーターなどの仕事も見ました。その中で印象に残ったのは、洗濯場の部署です。かないばら苑では洗濯の職員さんが、ご入居者さまと職員の衣類を洗濯しています。直接介護の職員が洗濯しなくても、専門の人たちが洗濯してくれるようなシステムになっているのです。

苑では介護を「直接介護」と「間接介護」に分けています。直接介護は、実際にご入居者さまのケアをおこなうものです。そして間接介護はサポートチームや介護助手とも呼ばれ、直接介護のサポートをおこないます。いろんな職種がいて、ご入居者さまの生活が整っていると感じました。

このようにかないばら苑では、他の高齢者施設よりも役割が細かく分割されています。そのため、介護に集中できる環境が整っていることを知りました。

しかし、部署が分割されているからこそ、情報連携が大切なことも同時に実感しました。ご入居者さまの体調はその日ごとに変わるので、その都度バイタルを取ったり体温を図ったりと、体調を他の職員と共有して安全確認していることが分かったのです。他の部署と連携を密に取っていかないと事故に繋がる可能性もあります。研修を通して、情報を細かく把握して連携を取ることが大切だと感じました。

4月11日からは、実際の現場で介護について学ぶ研修です。グループケアの雰囲気やタイムスケジュールを把握しつつ、介護の現場に慣れていきます。この研修は3週間あります。

まだ現場研修に入ったばかりなのですが、コミュニケーションの大切さを実感しています。
ご入居者さまと関わるに当たって、自分から話しかけてくれる人とは会話が弾むけど、自分から話さなきゃいけないときに会話内容に困ることがありました。そんなときは昔のお仕事の話や出身地、家族の話などをしてみたり工夫しています。
学校で学んだことや、先輩職員からご入居者さまの特徴を教えてもらい、話す内容を考えています。自分が知らない話題も話すので、これから勉強してどんどんと話の引き出しを増やせたらな、と思っています。

——楽しかったこと、苦労したことなど、印象的だったエピソードがあれば教えてください。

印象的だったエピソードは、ご入居者さまに習字を習ったことです。レクリエーションの一環で、ご入居者さまと習字をしました。そのときに「試しに書いてみなよ」って言われたんです。内容まで詳しく覚えてないんですけど、ベタに「春分」とか書いた気がします(笑)筆の持ち方とか指導してもらって「もっと丁寧にとか」。「すみません!精進します!」ってなりました(笑)

あとは、介護用の福祉機器も印象的でした。かないばら苑には介護のための様々な機器があります。例えば介助が必要な人を乗せてベッドに移動したり、トイレに移動したり。こういった機器を使うことで、介助される側も介助する側も、負担を大きく減らせることが分かりました。

介護していると、腰が痛くなってしまうんです。ご入居者さまを起き上がらせたり車いすに乗せたりしますから。
しかし、機器をうまく活用することで、ご入居者さまの安全を確保しつつ、自分の体を守れます。長く働くためにも、機器は重要だなと感じました。

介護用の機器は他の介護施設でもあることはあったけど、かないばら苑ほどの種類はありませんでした。やっぱりコストがかかると思うので。その点、かないばら苑は介護士も長く働ける環境が整っていると思います。

機器の使い方や危険性など、これからの研修で詳しく学びます。機器によって合う・合わないが人によって違うので、この人にはこの機器を使おう、この人には使わないでおこう、そんなことも分かるようになればと思います。

——研修を通じてどのような学びを得ましたか?

まず学んだのは、社会人としての意識です。しっかりとした挨拶と笑顔を絶やさないことが大切であると知りました。そして介護職では働く上で、自分の体を大事にしないといけないことも学びました。自分の体を大事にすることで、長く介護ができるからです。

あと、工夫してその時々に合った介護をおこなうことも重要だと感じました。様々なご入居者さまがいるので、それぞれに合わせた声かけや介護方法を、都度考えておこなわなければいけません。同じような介護をしていても、それが合わないご入居者さまもいるので言葉や表情を観察して適した介護ができればなと思います。そのためにもかないばら苑の先輩社員を見習いつつ、自分でも考えておこなっていけたらいいと思っています。

——今後の目標を教えてください。

これからさらに本格的な実践が始まりますが、ご入居者さま1人1人の声を大切にした介護をしていきたいと考えています。そのためにも、ご入居さま1人1人の特徴を把握し、自分にあった介助方法を見つけることが目標です。

介護の学校とか、今までの研修で学んだこともたくさんあります。ですが実際に体を動かすことで吸収できることもまだまだあると思うので、頑張っていきたいです!

そして研修が終わった後は「この人に介護されてよかったな」って思ってもらえるようなワーカーになりたいです!

——最後に、就活生へメッセージをお願いします。


介護職を目指す就活生へ。
介護は大変なイメージがあると思います。でもご入居者さまとの関わりであったり、日々介護している中で楽しさも見いだせると思います!なのでお年寄りの方が好きな人は、心配なく働けると思いますよ。

かないばら苑を目指す方へ。
先輩の職員方、みんな優しくて面白い方がいっぱいいて、働きやすい環境だと思います。なので迷ったらかないばら苑へ来ていただけるといいと思います(笑)あとかないばら苑には、明るく元気があって、何でも楽しめる人が来てくれたら嬉しいです!仕事の中に、1つでも楽しさを見つけられる人がいいな、って思います。

コロナ禍で、地域のボランティアさんや家族の来苑は減っていますが、レクや音楽がある生活は続いています。かないばら苑に明るい雰囲気が漂っているので、それを楽しめる人に合っていると思いますね。とは言っても私もまだまだ新人で分かっていないので、就活生の方も一緒に頑張りましょう!

あとあまり偉そうなことは言えないんですけど、就活でストレスが溜ったり緊張したりすると思うんです。休むときは休んでメリハリをもって就活するといいと思います。私自身も休みの日に草野球をやったり、友達と車でドライブしたり、その日は就活を忘れて楽しむことに全力を注いで就活していました。就活ばっかではなく息抜きできる趣味などがあればいいかな、って思います。