デイサービス 管理者/相談員インタビュー
長田 豊
デイサービス 管理者/相談員
——自己紹介をお願いします。
デイサービスの管理者を務めている長田 豊と申します。
生活相談員として担当者会議に参加したり、ご利用者さまのご家族からの相談や契約対応と相談業務をメインに担当しています。
福祉系の4年制大学を卒業し、2006年に新卒として金井原苑に入職しました。
入職当時は特別養護老人ホームの職員として勤務し、2年前の2019年からデイサービスで働いています。
かないばら苑には、大学時代の知り合いから紹介を受け、職場の雰囲気や自宅からも通いやすい立地にあるという点で、長く働き続けられると考え入職を決意しました。
——介護の仕事を目指したきっかけを教えてください。
福祉系の大学に通ってはいましたが、実はもともと介護に対して大きな志を抱いていたわけではないんです。
そもそも大学を選んだ理由が、長年続けていた野球をやりたいという目的で。
学部を選ぶときに、これから高齢化社会でお年寄りが増えていくといわれている状況で、せっかく行くなら福祉の勉強をしてみたいと思い、入学をしました。
大学時代の実習先に良くしていただいたこともあって、思い切って福祉の世界に飛び込びこむことにしたんです。
実際に働いてみると、実習のときには見えなかった部分が見えて、戸惑うこともたくさんありましたね(笑)
当時の先輩方や周囲の方々に助けていただいたおかげで、今もこうして働き続けることができています。
——業務内容について教えてください。
ご利用者さまや、ご家族さまからの相談や、デイサービス利用時に作成する通所介護計画書の作成などを対応しています。
ケアマネージャーさんなど、いろいろな関係機関との連携や調整業務が主な業務内容になりますね。
もちろんご利用者さまと直接関わったり、介護をおこなう場面もあります。
ご利用者さまのご家族の方とコミュニケーションをとるには、やはりご利用者さんの状態を把握していないといけないので、バランスをみて業務にあたっています。
ご利用者さまはご自宅での生活がある上で、さまざまな目的があってデイサービスに通われています。
少しでも長くご自宅での生活を送っていただくために、施設でどのように過ごせばいいのかをいつも考えていますね。
ご自宅の住環境と施設は異なるので、施設でできることがご自宅ではできないということも珍しくありません。
ご利用者さんがご自宅でどのように過ごされているかが、デイサービスでの過ごし方のヒントになるので、送迎時などご家族の方とお会いする際は、なるべくお話をして情報収集をするようにしています。
ご家族からのご協力や連携が、とても重要となる業務ですね。
——職場の雰囲気について教えてください。
デイサービスはパートさんがメインの職場になるので、特養とは違った雰囲気があります。
どの職員もそれぞれが、ご利用者さんのためにという同じ方向をむいて協力しあっているので、とても良い雰囲気で仕事ができています。
困っている時には声をかけてくれたり、背中を押してくれたりと働きやすいですよ。
年次に関係なく意見を出しやすい雰囲気が特徴ですね。
トップダウンではなく、やりたいことを実現できる自由な風潮があります。
もちろん責任は求められますが、チャレンジする機会がしっかりと用意されています。
新卒入社の場合は、まずは特養への配属が主流です。
研修や育成、資格の取得支援にいたるまで、しっかりサポートしてくれる職場だと思いますね。
——応募者にむけてメッセージをお願いします。
まだまだ介護に対して大変とか、きついというイメージが先行しているように感じています。
もちろん、まったく大変ではないとは言い切れませんが、人生の先輩であるご利用者さまと関わる中で得られるものが、介護にはたくさんあると私は感じています。
私自身もともと大きな志があって、介護の仕事を始めたわけではありませんが、今もこうして長く続けられているのは周囲の方々の助けや、ご利用者さまとの関わりがあったからです。
今の時代、お年寄りと交流する機会はなかなか少ないと思います。
人生の先輩方から学ばせてもらい、なにより感謝の言葉をいただけることが、デイサービスの仕事をしていてやりがいを感じます。
どんなに些細なことでも「ありがとう」と言ってもらえて、とても嬉しいですね。
私たちが介助することで、できなかったことができるようになることは、ご利用者さまの喜びであると同時に、支援者である私たちの喜びにもなります。
同じ喜びを共有できるところがデイサービスの魅力であり、励みでもありますね。
未経験の方もぜひ思い切って、福祉の世界に飛び込んでみてください!
(インタビューは2021年10月時点の情報です。)