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事務課・地域共生担当/ボランティアコーディネーター

木村 萌花

事務課・地域共生担当/ボランティアコーディネーター

━━自己紹介をお願いします。

2017年に新卒で入社し、今年で9年目になります。音楽大学在学中にかないばら苑と出会い、音楽療法の実習先としてお世話になったのがきっかけです。
実習を通じて、音楽療法をご利用者に継続的に提供することへの有効性に興味を持ち、「介護の現場で音楽をどのように活かせるだろう?」という思いが芽生えました。それが、かないばら苑への就職を決めた理由です。

入社直後はショートステイに配属され、その後は特別養護老人ホームでのグループケアを経験しました。結婚・出産を機に産休・育休を取得し、復職後は事務課のボランティアコーディネーターとして働いています。

——現在の仕事内容について教えてください。

1日の業務は、基本的に午前・午後を通してボランティアさんの対応をしています。

「好きなことや得意なことを、誰かのために活かしたい」という思いを、ボランティアという形でかないばら苑で実現できるようにサポートする仕事です。その方に合った活動の場をご案内し、より充実した活動ができるよう環境を整えていきます。ご利用者、ボランティアさん、現場の職員さん、それぞれの声に耳を傾けながら、みんなが楽しいと思える時間が生まれるよう心がけています。

また、介護職の経験があることから、ショートステイの送迎補助や、職員への広報物の制作、電話・来客対応等といった事務業務も担っています。

——かないばら苑のボランティアについて教えてください。

コロナ禍以前は、年間で延べ4,000人ものボランティアさんにお越しいただいていました。「地域とのつながりの強さ」が、この施設の大きな特徴のひとつだと感じています。地域の方だけでなく、ご利用者のご家族がボランティアとして来てくださることもあります。
ボランティアさんが来てくださることで、介護職員にとっても新鮮な風が入り、自然と「ありがとう」という言葉が交わされるようになります。職員だけでは手が届きにくい部分をサポートしていただけますし、ご利用者にとっても誰かと過ごす時間が増えることで、そばにいてもらえるだけで安心されているように感じます。

家の中に閉じこもっていると表情が乏しくなりがちなご利用者も、ボランティアさんがいらっしゃるといつもと違う表情を見せてくださるんです。ボランティア活動とは、一方的な支援ではなく、職員・ボランティアさん・ご利用者がそれぞれ支え合いながら成り立つ関係なのだと、改めて実感しています。

——具体的にどのようなことをやっているのでしょうか?

たとえば、「傾聴ボランティア」さんには、特別養護老人ホームやデイサービス、ショートステイなど、多くのフロアに入っていただいています。最初は「話すことなんてないわよ」とおっしゃるご利用者も、いざ話し始めると会話が弾み、最後には「もう少し話したかったわ」と言ってくださることもあります。
人と話すことの大切さを、改めて感じる瞬間です。“傾聴”について専門的に学ばれた方が来てくださるので、とても心強く思っています。

また、「車椅子メンテナンスボランティア」さんにもお越しいただいています。メンテナンスと聞くと難しいイメージがあるかもしれませんが、主に車椅子の汚れ確認や空気圧チェックが中心です。かないばら苑が発行している広報誌や求人チラシを見て来てくださる方も増えており、人気のボランティアのひとつになっています。

そのほかにも、お庭のお手入れ、楽器演奏、ダンスなど、さまざまな活動でご協力いただいています。

有償にはなりますが、営利目的ではない「有償ボランティア」という形もあります。足のマッサージ(リフレクソロジー)をしてくださる方や、カット・カラー・パーマを施術してくださる理美容師の方などです。身だしなみを整えることは、ご利用者のお気持ちにとっても大切なことですから、大変喜ばれています。

さらに、地域のニーズにも応えるという形で、デイサービスの送迎車が空いている時間帯を活用した「運転ボランティア」という取り組みも生まれました。地域で行われている健康体操などに参加される方を、自宅から会場まで送迎するものです。本当に多くの方に支えられながら活動が成り立っていると、日々感謝しています。

ボランティアさんは麻生区の方が多いですが、かないばら苑は東京と神奈川の県境に位置しているため、町田市など東京側からお越しになる方も多くいます。

——仕事で大切にしていることや、こだわりを教えてください。

仕事でも私生活でも、「なんでも楽しもう」という気持ちを大切にしています。自分自身が楽しみながら関わることで、相手にも笑顔になってもらえるといいなと思っています。

介護士2年目のころ、昔の校歌を楽しそうに歌われるご利用者がいらっしゃいました。何十年と時が経っても、幼いころに覚えた歌は心にしっかり刻まれているものなのだと印象に残っています。
その経験をきっかけに、音大での学びを活かしてかないばら苑のオリジナルソングを作りました。その歌は今でも歌い続けていただいています。自分が作った音楽を、たくさんの人が歌ったり聴いたりしてもらえるのはとても嬉しいですね。

——かないばら苑はどのような場所ですか?

かないばら苑のオリジナルソングの歌詞にもあるように、「優しさに溢れた場所」だと思います。職員同士はもちろん、ご利用者同士の間にも、温かい場面がたくさんあります。

女性の働き方にも理解があり、状況に応じた働き方を受け入れてもらえたことは、本当にありがたかったです。そうした柔軟な環境も、この職場の大きな魅力のひとつだと思っています。

——今後の目標を教えてください。

音大時代に取得した音楽療法士の資格が、出産などの事情で更新できず失効してしまいました。しかし、恩師の先生が音楽療法の現場に来てくださったときに背中を押していただいたことをきっかけに、再取得を目指しています。

事務職員としてまだまだ学ぶことは多いですが、日々の仕事に全力で向き合いながら、地域と苑をつなぐ架け橋として、「みんなから愛されるかないばら苑」を目指してボランティアコーディネーターとして成長していきたいと思っています。

——最後に、応募者へメッセージをお願いします。

かないばら苑には優しい方がたくさんいますので、お互いに助け合いながら成長し、多くのことを学べる職場です。ぜひ私たちと一緒に働きましょう。お会いできる日を楽しみにしています。