理学療法士/訪問部門チーフインタビュー
杉山 彰範
理学療法士/訪問部門チーフ
——自己紹介をお願いします。
杉山彰範です。今は、理学療法士というリハビリの仕事をしています。
リハビリの学校を卒業して、この世界に飛び込み、最初は町田市の訪問看護ステーションで勤めていました。
訪問看護でリハビリのことを勉強したり経験を積んできたのですが、そのあとご縁があって、かないばら苑に入職することになりました。入職してから1年半ぐらいになります。
普段は、ご自宅に伺ってリハビリをして、利用者さんが日常生活でやりたいことをサポートしたり、訪問介護と訪問看護のチーフとして働いています。
訪問介護は経験がなかったので、まず、かないばら苑で開講している初任者研修を受講して、資格を取得しました。その後、ヘルパーとしての経験もさせてもらいながら、業務に携わっています。サービス提供責任者のスタッフに支えてもらいながら、少しずつ勉強しています。
あとは、できるだけ事務作業を効率化することができるように、環境を作っていくことを考えたりもしています。
プレゼンティーズム(健康の問題を抱えつつも仕事を行っている状態)は、介護現場で大きな課題になっていますが、腰痛予防に関する知見を深めて、スタッフさんに対して還元していけたらと思っています。
——かないばら苑に入職したきっかけを教えてください。
元々、かないばら苑とはお付き合いがあり、ちょうど転職を考えているときにご縁で紹介していただき、面接させていただけることになったんです。その時に、かないばら苑のやっていることに度肝を抜かれ、ここで働きたいと思うようになりました。
かないばら苑では、自然な形で最期を迎える「看取り」をやっていたんですね。そこまで思い切ったことは、なかなかできないと思っていました。
その方の希望通り、良い意味でわがままに生きられるような、その人のやりたいことをある程度受け入れていくという、最期ときちんと向き合った取り組みがすごいです。
「自然に、枯れるように」という表現でかないばら苑は言いますが、ナチュラルに最期を迎えていく、それに向けてご本人やご家族とも話し合いを重ねていく。こうした取り組みに感銘を受けました。
こうした「看取り」を在宅まで広げていきたい。今はまだ体制として難しいところはあるけど、チャレンジしていきたいという想いを、聞かせてもらい、自分で挑戦してみたいと思い入職することを決めました。
——業務内容について教えてください。
リハビリに関して大切にしているのは、利用者さんが何をしたいかということです。例えば「もし、明日何でもできるとなったら、何をしたいですか?」という質問をした時に、そこでやりたいことって本当にやりたいことだと思います。それを叶えられるようサポートをすることがまずひとつ。
もうひとつは、動くことが嫌いにならないようサポートすること。自分で動いてくださる方は、自然と元気になってくれます。リハビルの効果は、すぐにでないことも多いので、地道にやっていくためのモチベーションのサポートが大切になると思っています。
かないばら苑では、その人のためになるのであればチャレンジしてみたらいい。という職場の考え方があります。ご本人のやりたいことを「わがまま」で終わらせないで、やってみることをサポートしてくれます。
——職場の雰囲気について教えてください。
かないばら苑には、ケアマネージャーやデイサービス、特養など、いろいろな部署があるんですが、部署の垣根を越えて気軽に相談できる環境です。
かないばら苑の他のサービスを利用している利用者の場合、気軽に相談することができたり、実際にデイサービスやショートステイでの様子を見ることができたりします。いろいろな視点で人と交流できるので勉強になります。
やりたいと思ったことにチャレンジする環境もありますが、ちょっときついときは無理をしないで大丈夫というその人や、状況に対する配慮があります。
訪問看護・訪問介護は、多くの場合、利用者さん宅へ一人で伺いますが、その利用者さんのことを一人で関わっていくのではなく、スタッフみんなでみていく雰囲気があります。
——応募者にむけてメッセージをお願いします。
とにかくウェルカムです(笑)本当に楽しい職場だと思います。
チャレンジもさせてもらえますし、キツくなってきたらその配慮もしてくれる。自分にとってはとても働きやすい職場です。
かないばら苑の訪問看護を立ち上げた理由というのが、特養で行っている「看取り」を在宅でもできるように広めていきたいというものです。今もそれを目指しています。
ただし、まだ体制やっ仕組みづくりをしている段階で、一緒に仕組みづくりをしてくれる方を募集しています。在宅でも看取りケアをしていきたいという方や、利用者さんが「わがままに」生活することを一緒にサポートしてくださる方と一緒に働けると嬉しいです。
もちろん、想いがないといけないわけではありません。ぜひ一度、見学に来ていただき、雰囲気を感じていただけたらと思います。
もちろん、絶対にそういう想いがないといけないわけではありません。ですが、私たちの考え方を理解し、一緒にサポートしてくれる人がきてくれると嬉しいです!