介護の現場って実際どうなの?|新卒・若手職員のリアル座談会

介護職に興味はあるけれど、未経験からはじめることが心配という方は多くいるでしょう。
かないばら苑では異業種から介護の世界に入られた方や、新卒ではじめて介護をはじめたという方もいます。
今回はかないばら苑で介護の基礎から学び、現在も活躍している若手職員の皆さんへお話しを聞きました。介護職を目指したきっかけや、かないばら苑で学んだことなどさまざまな内容をお話しいただいたので、ぜひ最後までご覧ください。
参加者紹介
◯林 風渡 入社3年目
◯五藤 朱音 入社3年目
◯佐々木 友香理 入社1年目
◯遠田 晴南 入社2年目
◯峯村 巧 入社1年目
——皆さんが介護の仕事に就きたいと考えたきっかけは何でしたか?
林さん:シンプルに「人のためになりたい」という思いがありました。
その中で母親が福祉職をやっていたので、介護を身近に感じることが多かったことも理由ですね。
五藤さん:私は祖母がグループホームに入っていたことから、興味を持ちました。
佐々木さん:私も五藤さんと似ているのですが、祖母がかなり高齢なので動けるうちに孝行がしたいと考えて、介護の世界に飛び込みました。
遠田さん:私はもっと人と身近に接することができる仕事に就きたいと思い、介護を選びました。
峯村さん:僕は祖父が亡くなってしまった時に、何もできなかったという経験がありました。弱っていく祖父と接するのが怖いという思いがあり、当時関わりを持てなかったことがずっと心に残っていたんですね。
なので、高齢の方との関わりはどうすればいいんだろうと考えて、介護を学ぶことを決めました。
——ありがとうございます。皆さんそれぞれの思いがあって介護の世界に入られたと思うのですが、その中でも「かないばら苑」を選んだ理由をぜひ教えてください。
林さん:僕は学生時代の実習先が、かないばら苑でした。
その時に実際みた雰囲気や人に魅力を感じて、就職活動時にかないばら苑を受けました。
峯村さん:僕も林さんと同じで学生時代に実習でかないばら苑に出会いました。
選んだ決め手は実習の時に関わった人が皆さん優しく接してくれたことや、雰囲気が柔らかかったことです。
五藤さん:私は就職ブースでかないばら苑の職員さんに会ったことがきっかけです。
皆さんと同じ理由になると思うのですが、本当に職員さんや入居者さんの雰囲気がいいなと思いましたね。
佐々木さん:私の場合は全く無知の状態で介護の世界に飛び込んできたので、本当に何も分からない状態からでも一から教えてくれるということに魅力を感じて選びました。
家からの距離も近いことも、ひとつの理由ではあります。
遠田さん:私は元々かないばら通信というかないばら苑の取り組み情報を見ていて気になっていました。
そこから実際に交流の場へ参加させていただいて、雰囲気はもちろん、ボランティアの数が多いことも良いと思いました。
——入職前のイメージと比較して、入職後のギャップはありましたか?
林さん:入職前はやはり実習でしか見てない景色もあったので、まだ介護全体のイメージが沸かない部分もありましたね。
実際に現場で動くとなると、さまざまな入居者さんがいらっしゃるので一人ひとりを尊重した介護は、考えることも多くありました。その中で学びも本当に多かったので、勉強させていただいたと思っています。
峯村さん:僕も林さんと同じで実習で訪れてはいたのですが、やはり介護のはじめの部分しか見られていない印象があり、実際はどうなのだろうという思いはありました。
実際に入ってみて自分がやるとなると、考えなくてはいけないことや必要な知識の幅も増えて行ったので、介護の難しさをより身近に感じていますね。
それでも、入居者の皆さんが楽しそうにしていると、心が安らぐ場所を作れている実感がありますね。先ほど佐々木さんが言っていたように、感謝を伝えられるとやってよかったなと感じます。
五藤さん:私は林さんや峯村さんのように実習は受けていなかったです。
けれど、就活ブースでお話を聞いた時から、かないばら苑はしっかりと教えてくださるイメージがありましたので、大きなギャップはなかったですね。
佐々木さん:私も介護の経験はなかったこともあり、やはり忙しさ、大変さはあると考えていました。
入職してみると最初は想像以上にその人のことを考えた介護、支援を行うことは大変に感じましたが、それと同時に大きなやりがいもある仕事だと改めて思っています。
今も毎日が勉強だというのは感じています。
林さん:僕もやりがいは大きいと思いますね。
五藤さん:私もそう思います。
佐々木さん:何かをした後に「ありがとう」「助かったよ」という声を直接いただくこともあります。人に感謝されることは本当にすごいことだと感じますね。
遠田さん:私もはじめは「どんなところなんだろう」という漠然としたイメージしかなかったです。実際に入ってみてまず感じたのは入居者さんはもちろん、働いている職員の皆さんもさまざまな考え方があることですね。
良い意味で接し方や介護の仕方ひとつを取っても、人によって変わると思っています。
——皆さん、未経験から入職されたと伺いましたが、かないばら苑ではどのようなことを学びましたか?
林さん:基本的な介護の知識からコミュニケーションの取り方まで、学ぶことは多かったです。
五藤さん:私も林さんと同じです。私自身も介護に携わるのは初めてだったので、介護の技術を基礎から学べました。
佐々木さん:私は技術的な学びももちろん多いですが、まずは「介護とは何か」ということから学ばせていただきました。言葉だけではなく実習など実際に目で見て、現場で仕事をしながら新しく知ることもありますね。本当に勉強になっています。
遠田さん:皆さんと同じようにさまざまなことを学びましたが、私が印象に残っているのは福祉器具の使い方です。福祉器具やリフトは私が行っていた実習先の施設でもほとんど触れていなかったので、実際使い方を知って支援できる幅も広がったのですごく学びになったかと思います。
峯村さん:介護の知識は本当に一つひとつをていねいに教えていただきました。 「移乗のしかたはこうだよ」「利用者さんによってここが違うよ」と、介護の動作ひとつでもさまざまなポイントがあるので細かいところを学べたと思います。
移乗
ベッドから車椅子やストレッチャーなどへ移動すること
——かないばら苑を選んで良かったと感じたエピソードを教えてください。
林さん:職員の方々には本当に優しくしていただいているので、新人の立場からするととてもありがたいと思っています。親身になって苦手なことをサポートして、得意なことを伸ばそうとしてくれますね。
少しずつやり方を身につけて、できたらレベルアップをするという段階を踏んでくれたのでありがたいです。
五藤さん:かないばら苑では入居者さんの外出支援もしていまして、私は入居者さんがかないばら苑で行った歩行訓練を通して、家の中でも歩行できたことが印象に残っています。
佐々木さん:私は本当に日々の学びが印象に残っています。例えば、入居者さんは日々違う行動をされるので、人や日によって介護も変化があります。
その中で些細なものでも転倒などの事故が起きてしまった時、すぐにそのグループの職員で集まってカンファレンスをし、今後どう対策していくのか話し合いをした時のことはよく覚えています。
他にも自分が苦手としている方にどう対応していいのか、先輩方に聞いて自分にとって一番しっくりくる対応を考えたこともありましたね。
遠田さん:私もかないばら苑は本当になんでも聞きやすい環境だと思います。
佐々木さん:私は「質問はありますか?」と聞かれてもその場で思い付かず「特にないです」といってしまうことが多かったです。
ですが、かないばら苑に来て初めて、自分から質問できるようになりました。 自分自身を成長させてくれるような職場だと感じています。
峯村さん:本当に佐々木さんや遠田さんと同じように聞きやすさは感じていますね。何か悩んでいることがあったらすぐに相談できる先輩がいるのが良いところだなと思います。
「こういう人の対応どうすればいいか困っているんです」と聞くと、「自分はこうしているよ」とアドバイスをいただけます。そういった先輩の存在は本当に大きいですし、自分の成長につながっていると思いますね。
遠田さん:私は先輩スタッフからだけではなく、入居者さん側からも教えていただくことが多いと思っています。
いろいろな話を知る中ではじめて知る知識があったり、入居者さんなのに職員を心配してくれることがあったり、そういう意味でも私は入居者さんに支えられていると感じることがありますね。
——皆さんの思う、かないばら苑の魅力はなんですか?
林さん:職員も入居者さんもとても笑顔が多く、大変なことはありますが、日々楽しく過ごせていることが魅力だと思います。
峯村さん:林さんと同じなのですが、働いている人も利用者の人も笑顔で楽しく生活できる場所っていうのが一番の魅力なのかなと自分も思います。
五藤さん:自然に囲まれていて環境もいいですよね。
遠田さん:私はボランティアの数が多いところも良いと思います。
佐々木さん:かないばら苑は自分自身を成長させてくれるところでもありますし、利用者さんが心地いい、よりよい生活を送れるっていうところですね。
——今後の目標を教えてください。
林さん:入居者さんや他のスタッフの方からも、安心感を持ってもらえるような人間であれたらいいなと思います。
今もそうですが積極的な声掛けをしたり、話すときの雰囲気やニュアンスには気を付けながら取り組んでいきたいです。
遠田さん:私も今後新しく後輩が入ってきたときに、頼られる先輩になりたいです。
五藤さん:私の具体的な目標は、介護福祉士の試験の合格です。
佐々木さん:私もまずは初任者研修の資格が取れるように頑張りたいです。
ゆくゆくは入居者さんからもスタッフの方からも「この人なら任せられる」「この人なら安心できる」と思われるようになりたいです。
峯村さん:僕は利用者の方を理解できる社会福祉士になりたいので、ゆくゆくは社会福祉士、相談員などを目指していきたいですね。
最後に求職者の方へメッセージをお願いします。
林さん:入職する前はたくさんの不安があると思います。
ですが、入ってみるとやりがいや楽しさも多く、あっという間に3年が経ってしまうような充実して学べる環境なので、ぜひ勢いよく飛び込んで来てください。
五藤さん:介護初心者の方でも安心して働ける環境なので、ぜひかないばら苑に来てください。
佐々木さん:私自身、右も左も分からない状態で入職しましたが、先輩方が「ここまで教えてくれるの?」というくらい一つひとつをていねいに教えてくれます。
不安に思わなくてもいいと思います。いつでも待ってます。
遠田さん:人間関係に対する不安もあると思いますが、心優しい人であれば誰でも歓迎です。
スタッフも入居者さんも優しい人ばっかりなのでぜひ来てください!
峯村さん:自分も何も知らない状態から入って、少しずついろいろな知識を覚えていきました。
今では少しずつ仕事を任せていただけるようになったので、本当に誰でも学べる環境だと思います。ぜひ皆さんをお待ちしています。
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